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【コラム】トランプ元米大統領の弾劾裁判から分かる脱トランプの難しさ

 

はじめに

 

アメリカではトランプ米元大統領の弾劾裁判が始まりました。

 

先月、米連邦議会議事堂への乱入を巡り支持者を扇動したとして、下院で弾劾訴追されたために弾劾裁判の審理が始まるのです。

 

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弾劾裁判とは

まず、そもそも弾劾裁判というのは、アメリカ大統領を辞めさせるために行う裁判のことをいいます。

 

一般に裁判というと、悪いことをした人を裁判所が裁くものですが、アメリカの司法機関では現役の大統領を裁くことができないこととなっています。

 

そのために、法を作る立法機関に大統領を裁くための弾劾裁判という手段が与えられたわけです。

 

過去にもあった弾劾訴追

 

アメリカの大統領が弾劾訴追されたのは、これで3人目となります。

トランプ大統領以前に、アンドリュー•ジョンソンとビル•クリントンが過去に弾劾訴追されました。

 

しかしトランプ元大統領は2度目の弾劾裁判となり、ひとりで2度弾劾裁判を受けた初めての人になりました。

 

トランプ元大統領過去の弾劾裁判とは

 

トランプ元大統領は過去にも昨年1月にも弾劾裁判を受けています。

 

これは、ウクライナ疑惑と言われているもので、当時大統領だったトランプがウクライナ大統領に対し、軍事支援をすすめているなかで、当時大統領選挙で立候補していたバイデンの次男に関する汚職疑惑の調査を依頼したとされているものです。

 

このウクライナ疑惑では、軍事支援を背景に、トランプがウクライナに対してバイデンの息子の汚職疑惑について調査を依頼したことでの職権乱用と、下院の連邦当局者に対して議会の調査に協力しないように命令したとされたことでの議会妨害を理由に弾劾訴追されています。

 

ウクライナ疑惑での弾劾裁判では、上院はいずれも無罪評決を下しています。

 

弾劾裁判で有罪となるには

 

弾劾裁判で有罪となるには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされています。

上院の勢力は民主党共和党ともに50人で均衡しており、3分の2以上をとることは難しいとされています。

 

そのために、今回の米連邦議会議事堂への乱入への扇動についての弾劾裁判でトランプ前大統領を有罪とすることは難しいと言われています。

 

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退任した大統領を弾劾裁判にかける合憲性

 

弾劾裁判が大統領を罷免させるためにあるもので、退任した大統領を裁判にかけることの合憲性が問題となってきます。

 

今回の弾劾裁判では、この合憲性についても議論され、賛成多数で進行されています。

 

退任した後でも弾劾裁判にかける意義

 

今回の米連邦議会議事堂への乱入では、5人が亡くなる事態になっています。

その重大性もあることでしょう。

 

また、トランプ大統領の大統領選への再出馬をできなくさせることができることもあるからでしょう。

 

脱トランプの難しさ

 

トランプ元大統領の弾劾裁判での有罪が難しいのは、トランプ元大統領の影響力が議会内でいまだに大きいことがあります。

 

 米連邦議会議事堂への乱入の件から、トランプ大統領と距離を置いていた議員も、一転してトランプ側に再びまわったりしているそうです。

 

2022年に中間選挙が控えており、トランプを敵に回した場合、その選挙で投票数を取ることが難しくなるからでしょう。

 

大統領選挙で7千万人を超える指示を得たトランプの影響は、まだまだ巨大なようです。

 

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まとめ

 

今回の弾劾裁判は、「トランプを有罪にするかどうか」ということよりも、アメリカがトランプの影響力から抜け出せるかどうかだと著者は考えています。

 

弾劾裁判では、共和党からかなりの数が弾劾賛成に回る必要があります。

 

今後の弾劾裁判、そして脱トランプの行方をいち投資家として見守って行きたいと思っています。

 

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